朝の一杯を、もっと美味しく。
自宅でドリップコーヒーを淹れる時間は、忙しい日常の中でほんの少しの贅沢ですよね。
でも、「お湯の温度は?」「粉の量は?」「蒸らしって必要?」
そんな疑問を持つ方も多いはず。
この記事では、誰でも簡単に美味しく淹れられるコーヒードリップの入れ方を、手順ごとにわかりやすく解説します。
プロが実践するコツも交えながら、あなたの朝の一杯を“喫茶店の味”に近づけましょう。
コーヒードリップに必要な道具をそろえよう
まずは、道具選びから。
正しい器具を使うことで、味の安定感がぐっと上がります。
- ドリッパー:台形タイプはしっかり濃い味に、円すいタイプはすっきりした味に仕上がります。
ペーパーフィルター:ドリッパーの形に合わせて選びましょう。
コーヒーサーバー:抽出量が見やすく、耐熱ガラス製が便利です。
コーヒーミル:挽きたての豆を使うと、香りが段違い。
ケトル:注ぎ口が細いタイプがおすすめ。お湯をコントロールしやすくなります。
スケール(はかり):粉とお湯の量を正確に計れるので、味のブレを防げます。
初心者の方なら、先ずは必要なものが揃ったセット販売などを選ぶと手軽です。
豆選びと挽き方が味を決める
実は、ドリップコーヒーの美味しさは「豆の鮮度と挽き方」で決まるとも言われます。
豆の鮮度:焙煎後2週間以内の豆がベスト。
焙煎度:
深煎り→コク・苦味が強い
浅煎り→酸味が引き立つ
中煎り→バランスの良い味
ドリップの場合は「中細挽き」が最適。
粉が細かすぎると苦く、粗すぎると薄くなります。
コーヒーミルを使って挽きたてを使うと、香りがふわっと広がりますよ。
おいしいドリップの入れ方【基本手順】
いよいよ抽出。
コーヒードリップの基本手順は、以下の5ステップです。
器具を温める
サーバーとドリッパーをお湯で温めておくと、抽出温度が安定します。
粉を入れて軽く平らに
1杯分(約150ml)に対して、粉は約10〜12gが目安。表面をならして平らに。
蒸らす(30秒)
少量のお湯(粉全体がしめる程度)を注ぎ、30秒待ちます。
豆のガスが抜け、成分がしっかり抽出されます。
円を描くように注ぐ(2〜3回に分けて)
中心から外に向かって、ゆっくり「の」の字を描くように。
粉が均等に膨らむようにお湯を回しましょう。
全体量を調整して完成!
抽出時間は2分半〜3分を目安に。
ドリッパーを外し、温めたカップに注いで完成です。
☕ 理想の条件
お湯の温度:85〜92℃
抽出時間:2分30秒〜3分
粉量:1杯10〜12g(好みによって調整)
その後は温度や時間、量を調節していき、あなたにとってベストな一杯を作ってみてください。
プロがやっている“味を安定させる”3つのコツ
家庭でプロ並みに安定した味を出すためのポイントを3つ紹介します。
注ぐスピードを一定に
早すぎると薄く、遅すぎると苦味が出てしまいます。
お湯を細く、静かにを意識してみてください。
お湯の中心から外へ「の」の字で注ぐ
中央から外へ均一にお湯をかけることで、成分がまんべんなく抽出されます。
抽出が終わる直前でドリッパーを外す
最後まで落としきると“えぐみ”や雑味の原因に。
サーバーの液面が少なくなったら外しましょう。
失敗しやすいポイントと原因
| よくある失敗 | 原因 | 改善策 |
|---|---|---|
| 苦すぎる | お湯の温度が高すぎる・粉が細かすぎる | 85〜90℃に下げる・中細挽きにする |
| 薄い | 粉の量が少ない・注ぎが速い | 粉を10〜12gに増やす・ゆっくり注ぐ |
| 雑味がある | 蒸らし不足・ドリッパー放置 | 蒸らし30秒・抽出後すぐ外す |
最初は失敗しても全く問題ありません。
回数をこなしていくうちに上達していきますから、焦らず、楽しみながら続けていきましょう。
味の違いを感じながら調整していくことで、あなただけの“理想の一杯”が見えてきます。
自分好みの味に近づけるアレンジ
慣れてきたら、味の変化を楽しみましょう。
お湯の温度で調整
温度を下げるとまろやかに、上げると苦味が強くなります。豆の焙煎度を変える
浅煎りで酸味を楽しむ、深煎りでコクを味わう。アレンジドリンクに挑戦
ミルクやシロップを加えてカフェラテ風にしたり、氷を加えてアイスコーヒーにも。
毎日の一杯が、ちょっとした実験のように楽しくなります。
まとめ
ドリップコーヒーは、ほんの少しの手間と丁寧さで味が大きく変わります。
豆の挽き方やお湯の温度、注ぎ方など、ひとつひとつの工程を意識することで、香り高くまろやかな一杯に。
慣れてくると、淹れる時間そのものが癒しのひとときになります。

